母の面影 [思い出]
私の母は1905年(明治38年生まれ)父は昭和天皇と同じ明治34年生まれ・・・
私は其の3女として産まれた。母の話しによれば、せめてこの子が男のだったら。
その様に祖父も父も男の子を望んでいたそうな〜〜〜そんなこと言ったって。。。
私にはどうしようもないことです。
それから〜6年後〜(昭和18年)弟が生まれました。
男尊女卑・・・昔は跡継ぎは男の子(長男)と
決まったようなものでした。
長女の姉は婿取り娘…として育てられ、弟が生まれたときは
18才になっていたのです。{さあ〜大変でした}
婿を取って楽隠居しようと思った祖父。。。父は未だ弟の出生を
喜んだと言いますが〜〜〜心中・・・複雑だったのでしょう
そして姉は弟が5歳の時お嫁に行きました。
そんな家系でした。母は女の子を産む度に「又女の子か。。。」
と言われ〜耳が痛かったそうです。
「大きなお口を開けてお米のご飯が食べられなかった・・・」と
言っていたのを思い出します。
その反対に私は男の子を3人と末に女の子・・・苦労もなく。
母の苦労を思うとき…母だけの責任ではないのにね~(独り言)
母の年まで生きてみたい!そしたら〜母の生涯が理解出来るかも…
出来はしないと思うけれど…老いていく自分を重ねることは
出来るでしょう・・・
母が懐かしい〜苦労の多かった母・・・今思い出しても涙が。。。
母との思い出は、母の実家にお泊まりで出掛けることだけ・・・
姉2人おいて私だけを何時もつれて。。。
母の実家のおばあちゃん達にも可愛がって貰った私・・・
お食事に出掛けたことも、温泉にいったこともなかった